性能/耐震性
丸山工務店の工法・安心安全対策
1耐震性
丸山工務店では、耐震等級3+制震が標準仕様です。
耐震等級3+制震の建物とは、地震に対して命を守るだけでなく、大地震が来ても住み続けられる家です。
耐震等級とは
建築基準法では、極めてまれに発生する地震でも倒壊しない程度の耐震性を等級1としていますが、大規模な地震の備えとして等級3を推奨します。
スーパーウォール工法
6面体の一体化構造である強靭なモノコック構造が、地震による力を分散します。
スーパーウォール工法は、壁・床・天井が一体化した箱形を構成するモノコック構造。航空機や自動車ボディの技術から発達した構造で、大きな外力にも変形しにくい特徴を持ちます。住宅においては、地震や台風などの外力が接合部などに集中しにくく、建物全体に分散するため、ひずみやくるいに強さを発揮します。
一般的な在来工法(筋交い補強)
スーパーウォール工法(モノコック構造)
効率よく耐震性を高める壁倍率5倍のパネルを実現
住宅の耐震性能を高めるためには、耐力壁をバランスよく配置することが重要です。
高性能スーパーウォールパネルは、構造用合板OSBと断熱材を一体化し、建築基準法で木造最高レベルとなる「壁倍率5倍」(国土交通大臣認定を取得)を実現。壁倍率2.5倍の基本パネルと組み合わせることで、効率よく耐力壁を配置することが可能になります。また、一般在来の家の壁(筋かいによる5倍相当仕様)と比べても壊れにくく、変形量も筋かいの半分であることが耐力試験で確認されています。
住宅の壁倍率
一般的な筋交い
スーパーウォール壁パネル
一般的な筋交い(5倍相当仕様)
スーパーウォール壁パネル(5倍)
スーパーウォール壁パネル(5倍)は、同じ力では壊れていません。変形量も筋交いの半分です。
※試験は、公的試験期間で実力試験として実施。試験体には石膏ボードを貼っています。
※壁倍率は、基準法上の倍率とし、双方とも壁倍率5倍の基準値は満たしました。
2地盤調査
丸山工務店では、新築はもちろん、リノベーションでも地盤調査を行ないます。
建物を最高等級で建てても、地盤が弱ければ意味がありません。
まずは、地盤調査を行ない安心して建物が建てられることを確認します。
高精度の地盤調査
スウェーデン式サウンディング調査(フルオート)は、地盤強度を調べる調査方法として、スピーディーで正確な地盤調査を行える、住宅地等では最も信頼できる方法です。 深度10mまでの土地の強度等を判断するための抵抗値を求めることが可能です。
3地盤改良
地盤調査にて地盤補強が必要と判断した場合は地盤補強工事をします。
適切な補強工事を行ない、建物をしっかりと支えられる地盤をつくりだします。
補強工事が必要と判断した場合は地盤補強工事費用がかかりますが、永く住み続けるためには、とても重要な費用です。
適確な地盤補強工事
基礎(布基礎・ベタ基礎)を補強するだけでは対応しきれない場合は、もともとの地盤自体を強固にする方法として、基礎下の地盤補強工事となる表層改良と深層改良の2種類があります。
弊社では、地盤調査の結果に基づき、小規模建築物に有害な影響を及ぼす不同沈下を未然に防ぐために地盤補強をご提案させていただきます。地盤補強の方法としては、地盤の規模や特性に応じて、「柱状地盤改良」・「小口径鋼管杭」・「表層地盤改良」・「その他の工法」の中から最も適した地盤補強を選択します。
表層地盤改良工事
安定した地盤の層まで、直径60cmの円柱状の改良体を地中に造ることにより建物を支えます。粉粒体のセメント系固化材と水を混ぜたセメントスラリーを吐き出し、セメントスラリーと現状の土を攪拌して円柱状体の改良杭を造ります。
柱状地盤改良工事
他の地盤補強と異なり、基礎の下に改良杭また鋼管製の杭を、造る・打ち込むのではなく、軟弱性・不均一性の問題となる部分が、地表面から約2m程度までの浅い範囲に分布している場合、現状の土と粉粒体のセメント系固化材を混ぜて攪拌し、振動ローラー等で転圧を施し密度を均一化し、地盤を強固なものに改良します。
小口径鋼管杭工事
円柱の鋼管製の杭を支持層(固い地盤)まで打ち込む工法です。「柱状地盤改良」や「表層地盤改良」と違い、地盤自体を強固にするのではなく、深い位置にある固い地盤(支持層)に杭を打ち込み、地耐力を確保します。
4地盤保証
地盤改良後に万が一地盤沈下や不同沈下による建物の傾きなど、
補強工事に起因した事故が発生した場合、1億円を限度額に10年間保証いたします。
丸山工務店では、「安全、安心、快適な子育てしやすい家」をコンセプトに家づくりをしております。
ご家族の安全と安心を実現するために、頑丈な地盤の上に建物を建てています。
安心の保証制度
適確な工事と確実な保証制度が住まいの安心をお約束します。
地盤沈下や不同沈下による住宅の傾きや外壁のひび割れ。そんなトラブルを未然に防ぎ、快適な住まい環境を整えること。私たちは、高レベルの施工管理と安心保証の2つの柱こそがお客様に対する信頼の証であると考え、全社をあげて業務に取り組んでいます。
5基礎
基礎構造
しっかりと改良された地盤の上に、屈強な基礎を施工します。
配筋を見ていただくとわかるように基礎には地中梁を適切に配置し、建物荷重と地中から受ける荷重で変形しないベタ基礎をつくっています。
基礎断熱
基礎の建物内部側には、断熱材による基礎断熱を施します。
外気温からの影響を受けづらい高気密高断熱住宅の施工は、基礎の段階から始まっています。
構造の段階から「建物性能が体感できる構造見学会」で基礎構造もご見学いただけますので、ご見学の際にはチェックしてみてください。