性能/温熱環境
家の中の温度差が少ない暮らしで健康改善
スーパーウォール工法で室内の温熱環境が快適になります
リビング23℃、トイレ20℃
家の中の温度差が少ない暮らしを
冬のリビング、エアコンで快適な室内も、廊下やトイレは寒く感じるのではないでしょうか。この温度差は、暮らしの快適性を損ねるだけではなく、ご家族の健康にも影響を及ぼします。そんな、家の中の温度差を少なくするには、住まいの気密・断熱性能を高めることが大切なのです。
家中が暖かい住まいは健康の改善につながる
健康改善の効果
住まいの断熱性と健康について研究をされている、近畿大学の岩前教授の協力を得て、スーパーウォールの家にお住まいの方を対象とした健康アンケートを行いました。スーパーウォールの家に暮らしてから、ご家族の健康状態がどのように変化したかを調査したところ、さまざまな項目で、以前の暮らしより健康状態が改善したという回答を数多くいただきました。特に健康全般における改善率は80%を超える驚くべき結果に。冬でも家中が暖かい、気密・断熱性の高さが健康改善に効果的であることが実証されました。
スーパーウォール住宅居住者を対象にしたLIXILによる2012年全国調査(n=4,343)
調査設計・集計分析:近畿大学 建築学部 岩前研究室
脱衣室やトイレの温度差※が少なくヒートショックにも安心
交通事故は年々減少傾向にある中で、家庭内の死亡事故は増加傾向にあり、特に寒い時期の入浴中の死亡事故が多く発生しています。その主な原因は、入浴時の急激な温度変化によって、血圧や脈拍が変動する「ヒートショック」が起こり、心筋梗塞や脳出血、脳梗塞などを引き起こしたものと考えられています。スーパーウォールの家は、冬でも脱衣室やトイレでも居室との温度差が少ないため、突然死のリスクと言えるヒートショックにも安心。家中暖かな住まいが、ご家族の健康をしっかりと守ります。
※リビング等の居室で適切な暖房運転を行っている場合です。
温度差による血圧変動
※「読売新聞」2001年1月21日号より
寒い時期に多い入浴中の死亡事故
※入浴中の死亡者数は国民生活センター「くらしの危機No.224浴室の死亡事故」より、月平均気温は日本気象協会資料より作成
部屋間の温度差だけでなく上下の温度差も3℃という快適性
気密・断熱性にすぐれたスーパーウォールの家は、部屋間の温度差が少ないだけでなく、部屋の上下の温度差が少ないことも実証されています。エアコンが効いている暖かいリビングなのに、なぜか足元が寒いといったことがなく、床に座って遊ぶ小さなお子様に寒い思いをさせることもありません。また、吹き抜けや高天井の空間においても、上下の温度差が少ないため、暖房効率を心配する必要がありません。もちろん夏場も同様に、部屋の隅々まで快適な室温を保ち続けます。
※壁面温度熱画像による部屋の上下温度差の比較
就寝前に暖房を止めても翌朝15℃という暖かさ
暖房停止後の温度変化
地域によって違いはありますが、冬場になると夜中の冷え込みが厳しく、就寝前に20℃程度あったリビングの室温が翌朝には10℃を下回るということがあります。このように暖房を止めてしまうと室温がどんどん下がってしまうのは、住まいの断熱性が低いことが原因です。スーパーウォールの家は、断熱性が高いため、たとえ就寝前に暖房を止めても室温が下がりにくく、翌朝も15℃程度という暖かさをキープ。朝の身支度の際、着替えで寒い思いをすることもなく、快適に過ごすことができます。
掲載データはシミュレーションにより算出した値であり、保証値ではありません。住宅の仕様、生活スタイル、気象条件等により異なる場合があります。
エアコン設定温度と体感温度の差が少なく、夏も冬も快適
エアコン設定温度と体感温度の差
人が感じる体感温度は、床・壁・窓・天井など、まわりにある物の温度の影響を受けています。たとえば冬場、室温が23℃の場合でも、断熱性が低く、まわりの表面温度が低くなると、20.2℃の暖かさしか感じられないことがあります。この温度差約3℃はセーター一枚分の暖かさに相当し、ついエアコンの設定温度を上げてしまうことに。
しかし、スーパーウォールの家なら、体感温度は22.1℃とその差はわずか0.9℃。冬も夏も必要以上にエアコンの設定温度を上げ下げすることなく、心地よく過ごせます。
温度の試算条件
建物規模:120.07m2(LD 21.5m2)/地域:東京
住宅断熱仕様:一般住宅 S55省エネルギー基準適合レベル
SW住宅 T100壁断熱パネル・T100小屋断熱パネル・基礎断熱100mm
開口部仕様:一般住宅 アルミサッシ単板ガラス
SW住宅 サーモスⅡ-H高断熱複層サッシ(ガス入り)
一年中、外気温の影響を受けにくい室内環境を実現
深い地下室や洞窟は、一年を通してほぼ一定温度に保たれ、夏場はひんやり涼しく、冬場は暖かいことが知られていますが、これは地中で外気温の影響を受けにくい環境にあるためです。スーパーウォールの家は、地上であってもそれらと同じ効果を高性能断熱材と高断熱サッシ、計画換気システムで実現しているため、一年中、外気温の影響を受けにくい室内環境を生み出すことができます。その結果、たとえば冬場でも、家にいる時は薄着で過ごすといった、心地よい暮らし方も可能にできるのです。
外気温の影響による室内温度変化の比較
夏:3,500kcal/h(10~12畳用エアコン1台に相当)の冷房をした場合
冬:2,800kcal/h(6~8畳用エアコン1台に相当)の暖房をした場合
掲載データはシミュレーションにより算出した値であり、保証値ではありません。住宅の仕様、生活スタイル、気象条件等により異なる場合があります。
全棟気密測定を実施
気密性能(C値)は実測をしなければわかりません。スーパーウォール工法は1棟1棟気密測定を必ず実施いたします。また、断熱性能と合わせて性能報告書を発行いたします。
気密性能を比べる数値
省エネルギー規準では気密性能の規定がありませんが、断熱性を発揮する上でとても重要です。
断熱性を比べる数値
建物の性能は壁や窓といった単体の性能では比較できません。壁、窓、床、天井といったトータルの「外皮」としての性能を比較する数値です。
温度をムダにしない熱交換換気システムで計画的に換気
スーパーウォール工法は高い気密性により、計画的に換気が行なえるので家の隅々まで換気を行うことができます。
熱交換換気システムを使うことで、換気で失われる熱のロスを防ぎます。その省エネ効果は壁の断熱材を4倍厚くするのと、同じ効果が得られます。
熱回収率90%で、快適と省エネを両立
室内の温度・湿度を保ちながら効率的に換気を行う
一般的に換気を行う場合、窓開けや給気口から取入れる外気とともに、外の温度や湿気も一緒に取り込んでしまいます。しかし、全熱交換型換気システムを使用することにより、高効率の熱回収と湿度の交換で、室内の快適さはそのままに換気を行うことが可能に。省エネ住宅の課題でもあった、住宅の熱損失のうち換気が占める約15%の熱ロスを抑えることができ、住宅一棟の性能をさらに向上させることができます。
気密性の低い住宅
気密性が低い住宅では、窓や壁の隙間から外気が侵入し、空気の流れにムラができ、住まい全体の空気を隅々まで入れ替えることは難しい。
スーパーウォール工法住宅
スーパーウォール工法住宅では高い気密性能により計画的な換気が行え、空気のよどみをなくし、カビやダニの発生を抑えます。